11月21日、栄東地区福祉のまち推進センターの健康講座が日の丸会館で開催されました。テーマは、「インフルエンザ、その特徴と予防対策」で、札幌東徳洲会病院の看護師・松田由紀(まつだ ゆき)様をお招きして講演いただきました。
インフルエンザはウイルスによる感染症で患者さんがくしゃみや咳をすると、唾液が周囲に飛び散る飛沫感染と、手にウイルスが付着して電気のスイッチやドアノブ、つり革などに触れて、同じところを触った人が自分の鼻や口に触れ、感染する接触感染があります。このため、マスクによってウイルスの入り口となる、鼻と口を覆うマスクを着用したり、手洗いの励行、帰宅後のうがいなどが効果的と言われています。講師からは、マスクをするときの注意点や具体的な手指衛生の方法などきめ細かなお話があり、参加された約40名は一つひとつ頷きながら聴講していました。
また、インフルエンザワクチンについては、自分は罹ることはないのでしないという人もいますが、自分だけではなく、周囲の人をインフルエンザにしないためにもぜひ接種と受けるようにとのアドバイスがありました。今冬もインフルエンザ流行が始まっています。病気の特徴や感染方法などを知って予防することが大切です。医療現場で見聞きした事例も豊富で非常にタイムリーな講座に、参加した皆さんも効果的な予防対策を実践してくれることでしょう。