大友掘は、東区発展の礎となった歴史遺産ですが、2018年11月、「大友亀太郎の事績と大友堀遺構」として北海道遺産に選定されました。このたび、東区民センター(東区北11条東7丁目)でその偉業を称える記念講演会が札幌村郷土記念館と同保存会の主催で開催されました。
「北海道遺産となった大友堀と東区」と題して、札幌市文化財保護指導員の松岡洋一氏の基調講演ののち、「航空写真から見た大友堀に至る道」、「土木史から見た大友堀と創成川」、「北海道遺産としての札幌村郷土記念館」という3つの切り口で報告がありました。
大友亀太郎は、札幌村開拓の祖とも言われ、札幌村三大農場のひとつである日の丸農場があった栄東地区にはとっても関りが深い方です。11月16日に開催された講演会には約150名が参加し大盛況。参加者のお一人は、「大友亀太郎の偉業を様々な切り口で振り返りかえることができ、郷土の魅力を再認識させられました」と感想を述べられていました。