正しく恐れ、備える。栄中央第一でHUG開催

栄東 イベント
2022.10.23


▲3つのグループで実践的な避難所運営を疑似体験する参加者の皆さん
 10月23日、栄中央第一町内会(高橋博幸・会長、891世帯で構成)主催で防災模擬訓練(避難所運営ゲーム(HUG))が開催されました。北海道胆振東部地震のブラックアウト(大規模停電)から4年を経過し、今後、あのような大地震が発生したら、避難所をどう運営していくかをゲームを通じて考えてみようというものです。

 この日、日の丸会館(東区北41条東14丁目)に集まった町内会の方々は15名、コーディネーターを同町内会総務部長の山田光俊さんが務め、3つのグループに分かれて実施しました。HUGとは、カードに示された様々な条件をグループ内で話し合って解決していく「防災教育カードゲーム」です。

 「咳き込んだ高熱の方が避難。受診の必要があるがどうすれば?」「家が全壊して両親が亡くなった小さなお子さんが近所の人に連れられて避難してきたがどうしらたら?」「カナリア連れて避難してきたがどうすればよいか」「気温が氷点下になったが、本部から灯油の補給がすぐあるか定かではない」「ペットボトルが300本あるが、補給の目途はたっていない」「弁当が20個届いたが、避難者数には足りない。どう対応するか」など課題を前に、参加者の皆さんは真剣に話し合いをされていました。

 この図上訓練は、何が正解という回答があるわけではありませんが、示された具体的な課題をみんなで考えることで、実践的な避難所運営を疑似体験し、参加者同士の交流や連帯感も生まれると言われています。万が一は無いにこしたことがありませんが、こうした訓練の繰り返しが、きっと町内会会員の安全安心な暮らしを支えてくれることでしょう。

 

 


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