(写真:5・6年生を前に地震や雷、火事、大嵐などを説明する菊地会長と子どもたち)
9月2日、栄町小学校(東区北36条東13丁目。千葉剛禎・校長)で全校生徒参加の避難訓練が開催されました。避難の前には、防災士でもある菊地裕嗣・栄東連合町内会長から「防災を学ぶーじしん・かみなり・かじ・おやじ」と題して講演がありました。感染防止のため、会場は5・6年生が体育館で受講し、他学年は教室のテレビに中継ということで実施されました。
まず、地震の発生の仕方やマグニチュード6と7では約32倍、6と9では約1000倍もエネルギーが大きくなること、かみなりのメカニズムや発生時には家の中にいて、外の場合は大きな木に近づかないなどの話がありました。また、豊平川は実は急流河川であり、大雨の時は川に近づかないこと、災害時にいつでも避難できるように寝るとき服は枕元に置くこと、玄関の靴はすぐ逃げれるようにそろえるなど、普段からの心がけの大切さを強調されていました。
講演の後は、大地震が発生したという想定で、揺れが収まるまで机の下に隠れるなど頭を守り、揺れが収まると直ちに全校児童がグラウンドに避難しました。参加した子どもたちは整然と避難し、約5~6分で避難を終えました。
今や災害は毎年やってくる時代です。こうした訓練の実践が子どもたちの安全をきっと守ってくれることになるでしょう。訓練といえども真剣さを感じさせてくれた栄町小の避難訓練の様子でした。
(名古屋・教頭の合図で低い姿勢で頭を守り、揺れが収まって後、迅速に避難する子どもたち)