高齢期を楽しく、生きがいをもって、安心して暮らしていくために老人クラブの果たすべき役割は少なくありません。しかしながら、年々組織率の低下に直面し、全市的には解散するクラブも目立ています。
栄東地区には6つのクラブがあり、352人が加入しています。これは、地区の60歳以上人口の3.3%という状況です。栄東連合町内会・社会福祉部(山田豊部長)では、これまで老人クラブのリーダー研修などを実施してきましたが、平成30年度はクラブの会員や民生委員が参加して「新たな加入促進策を探る」をテーマにしたワールド・カフェを開き、その中で「PR不足ではないか」「加入促進には直接な声掛けが大切」などの意見が寄せられていました。
令和元年度は、こうした意見を受けて具体的なPR活動に活用するパンフレットの制作を進めてまいりましたが、このたび、「日の丸クラブ」「栄中央長寿会」の2クラブのパンフレットが完成しました。今後、栄東まちづくりセンター、札幌市東老人福祉センターに配架するほか、地域の民生委員・児童委員にお願いして一人暮らしの高齢者などに直接手渡したり、クラブ員が新たな会員にお声がけするときに活用してまいります。
なお、2年度においては、パンフレットの効果を検証し、地区内の残り4クラブの制作も進める計画です。