「除雪のコツ教えます」・除雪教室2020。降雪地帯の札幌で誰もが当たり前に作業している除雪に関してユニークな講習会が2月18日、栄東連合町内会の主催で開催されました。
まず、夕張市で除雪ボランティアをされていた講師から、「除雪のコツを教えます」というテーマでお話がありました。「除雪の始まりはまず準備体操から始めましょう。身体を伸ばすことで除雪で体を痛めることを防ぐことができます。」「また、除雪の神髄は、前かがみで雪を持ち上げない。身体を上下して雪を持ち上げ、身体をひねりすぎない。身体と平行にして腕だけを振り子のようにして雪を投げる」などのアドバイスがありました。
除雪は嫌な作業でつい急ぎがち、力みすぎる傾向があるかもしれません。無理な体制は、負担をかけて腰や肩、腕を痛める可能性もあります。簡単なことですが、意外に実践できていないアドバイスに会場の参加者は大きく頷いていました。後半は除雪機の使い方のお話を聞いてから、会場の日の丸会館周辺の歩道で実際に除雪機を動かす実習です。初めて操作するので、皆さんおっかなびっくりで除雪機を体験していました。今回の講習は、安全に除雪機を使って事故を防ごうというのが目的でしたが、その利便性に興味をもった受講者も。毎年、除雪には慣れている札幌市民ですが、意外と知らないことを多い除雪教室でした。