10月25日、栄南中学校(東区北36条東16丁目)を会場に、地域の住民主体による実践的な「令和8年度 防災訓練(避難所運営訓練)」を実施しました。今回の訓練は、「札幌市内直下・月寒断層を震源とする震度6強の大規模地震が発生した」という想定のもとで行われました。地域の安全を守るため、子ども7名を含む約130名が参加し、実際の災害時を意識した実践的な訓練となりました。
避難所開設通知とスピード感のある準備
朝8時30分、公式LINEやメールで、一斉に「避難所開設」の訓練通知が発信され、通知を受けた運営スタッフ(合計32名)が速やかに集合し、東区から派遣された市職員とともに学校の玄関を開錠。すぐに「受付班」「避難スペース班」「備蓄物資班」「給食班」の4つに分かれ、手際よく開設準備を整えました。





感染症にも配慮した「避難者受け入れ」
受付では、 案内時に体調不良や発熱がないかを確認し、熱がある方を臨時受付に誘導し、検温するなどのシミュレーションを行いました。実際の避難所の広さを実感してもらうため、参加者同士で「疑似家族」を作り、それぞれの1人~5人家族の人数に応じたブルーシートで、避難スペースを割り当てました。避難スペースは、通路やプライバシーを考慮し、前後左右に「1メートルの間隔」を空けて設置する手順を確認しました。








ミニ講座「ハザードマップの活用と災害関連死防止」
避難完了後は、栄東まちづくりセンターによる防災ミニ講座を開催しました。過去の震災の教訓をはじめ、栄東地区のハザードマップの読み方、日頃からの備え、そして避難所生活で特に注意すべき「災害関連死の防止」について、映像やパワーポイントを交えて解説されました。講座の途中では、給食班の調理した水だけで柔らかくなる非常食「黒みつきなこ餅」の試食が行われました。参加者からは「非常に美味しい」「いざという時のイメージが湧いた」と好評でした。また、東区総務企画課からパーテーションテントや簡易ベッド、避難所に備蓄されている資機材についてや家庭でも日ごろから備えたい物資や非常食などの説明があり、参加者は、実際に見て触れて確認していました。



講評と物資配布
訓練の締めくくりとして、東消防署栄出張所の三浦大・係長より、地域の迅速な連携と高い防災意識に対する講評をいただきました。最後に参加者へ備蓄物資(アルファ化米や黒蜜きなこ餅、ライスクッキーなど)が配布され、訓練は無事に終了しました。
今回の訓練を通じて、住民主体の迅速な避難所立ち上げ手順や、避難者同士のスペース確保の重要性を再確認することができました。朝早くから準備にあたられた運営スタッフの皆様、そして訓練にご参加いただいた地域の皆様、本当にありがとうございました。栄東地区では、今後も「地域のつながり」を大切にしながら、災害に強いまちづくりを進めてまいります。


