11月13日、栄東地区の6町内会(元園、栄日の丸、栄東第一、たんぽぽ、栄北東、新生の各町内会)と地域の高齢者相談機関(介護予防センター栄・丘珠、東区第3地域包括支援センター、東区社会福祉協議会、東区保健支援係)の情報意見交換会(地区地域ケア会議)が日の丸会館で開催されました。
参加されたのは、町内会役員、民生委員、関係機関から24名。まず、相談機関から栄東地区の高齢者の状況や相談傾向、要介護認定や認知症・軽度認知障害のデータ、健康寿命の延伸の大切さやフレイル予防のポイントなどのお話がありました。
続いて、2つのグループに分かれて「町内会の高齢者が日ごろ健康のためにどんなことをされているのか」「心配な高齢者の相談先」などの情報交換を行いました。各町内会ともに、見守り活動や声かけ、茶話会の実施、お食事会など濃淡はありますが、高齢者の健康づくりを意識し、様々な活動をされています。
その中で共通する悩みの多くは、「活動の場やきっかけづくり」、「高齢者との円滑な情報共有をどのようにするのか」という点がことが浮かび上がりました。
「気軽に歩いて行ける場に活動の場がない」「近くの福祉施設が借りられたら便利」「地域のお寺を年間契約で借りています」「引きこもりがちな高齢者に参加してもらう楽しい企画が必要」などや「困ったときの相談先が十分認識されていない」「回覧では高齢者に情報が伝わらない」「困ったこときはここに連絡すればよいというポイントを絞った情報提供が必要」などの声がありました。
栄東地区では学校活用(栄緑小の子育てサロン、頭と体の健康づくり教室、栄南中の高齢者通いの場)、福祉施設の開放、お寺での町内会活動などもあり、今後、身近な活動の場の開拓、そして、高齢者に絞った効果的な情報提供の工夫などの大切さが共通認識となりました。
これから超高齢化が進みます。地域と関係機関が一体となって、誰もが地域で健やかに暮らせる環境づくりが求められていると言えましょう。
