「認知症高齢者徘徊捜索模擬訓練」を実施!地域の見守り体制を強化

伏古本町
2025.10.15


地域で認知症高齢者とそのご家族が安心して暮らせるまちを目指し、令和7年10月13日(月曜日)に苗穂本町地区センターにおいて、「認知症高齢者徘徊捜索模擬訓練」が開催されました。

本訓練は、伏古本町地区福祉のまち推進センターを主催に、地域の各種団体および警察、行政、専門機関にご協力いただき、約50名の参加者を得て実施されました。

<訓練の目的> 
認知症を正しく理解し、徘徊時の対応や捜索体制を確認することで、地域全体での「見守り活動」の意識向上を図りました。

<当日の主な内容>
訓練は、まず屋内での研修からスタート。北海道札幌方面東警察署生活安全課より「SOSネットワーク」の仕組みについて説明を受けたほか、東区第2地域包括支援センターからは、認知症の正しい理解と適切な接し方について、寸劇を交えて分かりやすくご講演いただきました。特に、本町第11町内会の住民と町内会長が出演した寸劇は、参加者にとって大変身近で、理解を深める良い機会となりました。

研修後には、参加者が5グループに分かれ、苗穂本町地区センター周辺で捜索模擬訓練を実施。地域の方(2人)が、徘徊者役として目印の黄色い傘を持って歩き回り、参加者は熱心に捜索を行いました。

最後に、徘徊者役と捜索者役の感想や、捜索時の意見交換を実施。東警察署からの専門的なアドバイスも受けました。総評では、東区社会福祉協議会事務局長の佐藤和人氏より、日頃からの地域内の声かけや、顔の見える関係づくりの重要性についてのお話があり、訓練を締めくくりました。

今回の訓練を通じて、認知症になっても住み慣れた地域で安心して生活できるよう、地域住民、関係機関が連携する体制の重要性を改めて認識しました。

今後も伏古本町地区福祉のまち推進センターは、地域に根差した福祉活動を推進してまいります。


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