今年で御鎮座130年を迎える烈々布神社(東区北42条東10丁目)で、9月14日・宵宮祭、同15日・例大祭が開かれました。同神社は明治22年に建立され、地域の氏子さんたちが代々守ってきた由緒ある神社で祭神の多さでは北海道一と言われています。
昨年は、北海道胆振東部地震の影響で中止になりましたが、今年は好天に恵まれて盛大に開催されました。14日の宵宮祭では、夕方から「栄中学校太鼓クラブ」による和太鼓が演奏されたほか、地元同好会による民謡・舞踊が披露されていました。また、15日の例大祭では路地裏芸からプロの歌謡ショーも開帳され、明治の厳しい開拓時代に祭典のみが娯楽だった当時の伝統を受け継いで縁日に演芸に大いに賑わっていました。
何といっても祭りのメーンは15日の神輿の行列です。地域の氏子さんが烏帽子に狩衣の衣装をまとい、太鼓がうち響く中トラックの荷台に乗せた神輿が地域を回りました。また、地元の栄中央第一町内会が中心となった子ども神輿も大人気です。法被をまとった子どもたちが神輿を引きながら町内を練り歩きました。沿道からは「まあ、可愛い!。頑張って」と声援が飛んでいました。
地域の熱意が、そして、町内会の貢献が歴史あるお祭りを支えています。
参考:ご祭神
- 天照大神(あまてらすおおかみ)
- 少彦名神(すくなひこなのかみ)
- 大穴牟遲神(おおなむちのかみ)
- 倉稲魂神(うがのみたまのかみ)
- 埴安姫神(はにやすひめのかみ)
- 誉田別尊(ほんたわけのみこと)
- 崇徳天皇(すとくてんのう)
- 菅原道真公(すがわらのみちざねこう)
- 藤原三吉命(ふじわらのみよしのみこと)