平成30年9月の北海道胆振東部地震は、栄東地区にとって避難所開設について地域として何の準備もなく、さらに大きな大規模災害には対応できないという教訓を残しました。
このため、住民が主体的に大規模災害時に避難所が開けるように、地区内の学校ごとに「避難所運営訓練」を毎年実施しています。3回目になる今年は、栄南小学校を会場に、校区の中心である栄東連合町内会第2分区の町内会が避難所開設を準備し、1,3,4分区と校区内の丘珠地区の町内会の避難者を受け入れる訓練を10月6日に予定しています。
9月26日は、運営の中心となる2分区の町内会役員など38人が集まって、日の丸会館で事前学習会を開催しました。備蓄庫一つとっても学校ごとに異なり、避難者の受け入れの動線をどうするのか、避難スペースはどう割り振るのかを考え、当日、円滑な運営を目指して実施したものです。
会場からは、「ペットの扱いはどうするか」「アナログ電話機の使用は訓練にはいっているのか」「体が不自由な方にために、車いすや担架はあるのか」の疑問が呈せられ熱心に学習会が進みました。
この日参加のみなさんは、受付班、避難スペース班、備蓄物資班に分かれて当日の運営を担う方々ですが、きっと真剣で熱心な学習成果が、大災害時にも地域住民の安全安心な暮らしに大いに役立ってくれることでしょう。