9月3日、栄小学校(東区北42条東10丁目)で東区防災訓練が開催されました。毎年、東区の10地区を持ち回りで会場にしており、今年は、栄東地区での開催になったものです。前日の豪雨で小学校のグラウンドコンデションが悪いため外での訓練は中止し、プログラムは体育館での避難所運営訓練を中心に実施しました。
北海道胆振東部地震では、栄東地区で3つの避難所が開設されましたが、運営に派遣された職員は2名であり、地域のサポートがなければ円滑な運営は望めません。避難所開設時の受付、避難者名簿の作成、避難スペースの割り振り、備蓄品の運搬、ダンボールベットの組み立てから車いすの要支援者の支援まで、約1時間をかけて職員の解説を聞きながら学びました。
参加者は、町内会や地域の企業の方々、消防団、区役所職員など約250名。「地域の安全は、地域で守る」という栄東地区の気概が見えるような真剣な訓練風景でした。誰もが経験したくない大災害です。「備えあれば憂いなし」の例えのとおり、いつ襲ってくるかわからない災害には、実際に行ってみる防災訓練が何よりも重要な備えと言えましょう。