7月19日、栄東地区青少年育成委員会の学習会を開催しました。「保護者から見た子どもの相談」というテーマで、東区役所健康・子ども課の家庭児童相談室の番場係長を講師に、家庭児童相談室の役割や相談者の対象、相談内容をお話を聞きました。
青少年育成委員は、お子さんを対象にした各種事業を実施している関係から、様々な課題を抱えたお子さんや保護者と接する機会があり、相談窓口を知っておくことも大切であることから今回の学習会開催に至りました。
講師の所属する家庭児童相談室は、虐待などの養護相談、不登校や育児・しつけなどの育成相談、発達障がいなどの障がい相談、触法行為などの非行相談から保健相談と幅広い相談内容を有しています。例えば、不登校の子どもに保護者としてどうかかわればよいか、子どもが発達障害ではないかと心配、保護者の体調不良によって養育が難しいなどの相談が寄せられ、助言・指導、家庭訪問、児童相談所などの専門機関に橋渡しするなどの活動をしています。
こうした身近な相談機関があることで、様々な課題の早期解決にもつなげることができ、青少年の健全育成を担う青少年育成委員として役立つお話を聞けたと言えそうです。講演後、「高齢者は何かあれば地域包括支援センターなどの機関はあるが、単に体調不良だけではなかなか解決方法がないがどうすればよいか」との質問も出され、「まず相談してもらうことが大事、お話をよく聞きながら適切な解決方法を考え、助言や専門機関につなぐことができる」との回答がありました。
青少年育成委員も子どもや保護者と接することの多い地域の目の一つです。健全育成を担うものとして、今回の研修を生かしながら、子どもたちをやさしく、温かく見守ってくれることでしょう。、