7月25日、栄東地区福祉のまち推進センター主催の福祉のまちづくり研修会が日の丸会館(東区北41条東15丁目)で開催されました。
これは、地域の見守り活動の活性化を図り、お互いに支え合う福祉のまちづくりを進めることをねらいに企画したもの。町内会会長や福祉担当の役員、福祉のまち協力員など94名が出席しました。
講演テーマは、「元園町内会における見守り活動について」と「65歳以上世帯名簿の取り扱いについて」の2つ。まず、工藤和子・元園町内会会長から町内の年齢分布や多彩な町内行事の説明がありました。
次に、梨本たみこ・同女性福祉部長からは、機会をとらえて見守り対象者と接触し、町内会行事を活用して参加を促す工夫の紹介も。特に、見守られるという受け身だけではなく、一人暮らしの女性高齢者の得意分野を生かして雑巾づくりに誘い、自然に交流につなげた事例などのお話に、参加された方々は大きく頷いていました。
また、東区社会福祉協議会の日高朋美職員からは、65歳以上世帯名簿の内容や取り扱いについてわかりやすく解説がありました。
地区内ではますます単身の高齢者が増えており、見守りの必要性は各町内会での共通課題です。
今後、65歳以上名簿を有効活用しながら、無理をせず、そして構えず自然に見守りを行っていく多くのヒントが得られた研修会といえましょう。