栄東連合町内会では、クマの出没や昨シーズンの雪害を受けて、迅速に情報共有できる体制づくりが必要と考えています。そこで、札幌市の町内会デジタル活用促進補助金を申請して、町内会役員等へのLINEやリモート会議などの研修を企画しています。
12月21日には、第一弾として日の丸会館で「超やさしいLINE講座」と題して、町内会役員向けの研修会を開催しました。参加されたのは、町内会役員など18名です。スマホはお持ちでも、なかなか敷居が高い、あるいははじめてみたが使いこなせてないなどの理由で参加された方々です。まず、最初のLINEの基本的な機能を実演を交えて解説し、QRコードでの友達の追加、書類のファイルや写真の送り方、音声メッセージの使い方、LINE電話やビデオ通話など、持参いただいたスマホなどをつかって学びました。
参加者からは、「意外と簡単ですね。手軽に取り組めそうです」「文字を打つのは苦手ですが、音声メッセージは便利ですね」とLINEの有用性を評価されたほか、「楽しいことは時間を忘れます」と楽しみながら学んでいただきました。こうした動きが広がれば、町内会活動でも使っていただけそうです。
栄東地区でもクマの出没があり、当時、各町内会への連絡はFAXが中心だったので全部の町内会に伝わるまで2,3時間を要した事例がありました。緊急時には、迅速な情報共有ができなければ命に係わる事柄もあり得ます。また、日ごろの会議の連絡でも、案内文書をつくって配布したり、出欠の回答などにも手軽に使え、役員の負担軽減にもなります。今後の町内会活動においてもデジタル化促進は不可欠と言えましょう。