6月16日、道営栄町団地集会室で、同団地と住宅管理公社、高齢者相談機関による「道営栄町団地で安心して暮らすために」というテーマで意見交換会が開催されました。これは、介護予防センター栄・丘珠、東区第3包括支援センター、東区の保健支援係が中心となって実施したもので、昨年12月に第一回に引き続き、2回目の開催です。
同団地は、住民みんなが見守りの主体になって、サポートが必要な方々を見守っていこうという取り組みをされています。
情報交換では、「自分のことは話したがらないが、他人のことは話してくれてそれが役に立つことがある」、「サポートの申し込みでは、必要な情報提供になかなか協力してもらえないことも多い」、「管理公社も様々な情報をもっているが、個人情報の取り扱いで限界もある」、「少ない情報をつなぐこと、共有することで解決できることもある」などの情報や意見が提示されていました。
見守りは、100%を目指すことは困難です。まず、できることから取り組むこと、隣近所のちょっとした気づきが、民生委員や住宅管理公社、区や専門機関とつながって、課題がクリアできる場合もあります。そんな事例も紹介されていました。1時間余りの意見交換会ですが、今後も、年1,2回程度はこうした会合を持つこととし、会議を終了しました。
見守りには、気づきの共有が大切です。それぞれが、高い問題意識をもってこうした意見交換できる関係が、きっと見守りにも役立つことになることでしょう。