フルオーケストラを体感!シニア憩いの広場

栄東
2025.11.16

 札幌フィルハーモニー管弦楽団の演奏会が、11月15日、栄小学校(東区北42条東10丁目)の体育館で開催されました。シニア憩いの広場と題した、栄東地区福祉のまち推進センター、栄東地区まちづくり未来会議、栄東連合町内会の共催事業で、148名のシニアや栄小学校の児童・保護者が参加しました。

 栄東地区ではじめてのフルオーケストラによる本格的なコンサートで、参加者からは、演奏会のあと、「足が悪く余り遠くには行けないので、地域の身近で素晴らしい音楽に触れられて幸せ!」「迫力ある演奏に感動した」「主催者のみなさんありがとう!」と感想とともに会場を後にされました。

 同管弦楽団は、創立54年という歴史ある楽団で、現在社会人、学生の69名の団員が定期演奏会や社会貢献活動で様々な演奏会を開催しています。昨年、一昨年と栄東地区のアンサンブルコンサートにご協力いただき、本格的なオーケストラの演奏を聴きたいという要望に、快くお引き受けいただき、今回はじめて実現したものです。

身近な小学校で、だれでも楽しめるオーケストラの壮大な音の風景を体感

楽器紹介に聞き入り、忘れられない指揮体験に

 プログラムは、「歌劇「アイーダ」より 『凱旋行進曲』」「アルルの女第2組曲(パストラール、間奏曲、メヌエット、ファランドール」で前半を開始。途中、指揮者・板倉雄司(札幌創成高等学校・教諭)さんの分かりやす解説で、弦楽器、管楽器、打楽器などの楽器紹介があり、「各楽器の違い、役割が分かった」の声をとともに、立ち上がって紹介に見入る参加者もいました。

 静けさ、響く音、悲しみ、喜び、怒り、神秘など楽器から伝わるオーケストラの魅力が体感できました。お子さんや大人の方が指揮を体験するコーナーもあり、自分の指揮のスピードや強弱に合わせて音楽が変わることを実体験し、「一生忘れません」など、大きな感動を呼んでいました。

自分の指揮で演奏が導かれびっくり!
大きな身振りで指揮者気分を満喫!

おなじみの曲に会場は大盛り上がり

 後半は、ルロイ・アンダーソン特集(そりすべり、ワルツィングキャット、トランペット吹きの休日、シンコペーティッドクロック、舞踏会の美女)と「誰もがどこかで聞いたことがある!」というクラッシック初心者もなじめる選曲をいただき、体育館に響く、楽しいクラシック音楽を楽しんでいました。

 栄東地区でのはじめての試みでしたが、参加者に大いに喜んでいただき、成功裏に演奏会を終えました。素晴らしい演奏会開催にご支援ご協力いただいた札幌フィルハーモニー管弦楽団のみなさんに厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。

今回のコンサートのチラシ

TOPへ戻る