
栄東地区の65歳以上人口は9,257名で、このうち75歳以上人口が5,223名に達しています。東区の要介護認定率が23%を超えることから、身近な地域に介護を必要とする方々が増えています。
栄東地区福祉のまち推進センターでは、毎年、住民向けの健康講座を実施していますが、3月13日には、視点を変えて、住み慣れた地域で健やかにそして安心して暮らしていけるよう、ニーズの高まっている介護保険を学ぶことにしました。
この日、日の丸会館に集まった参加者は約50名で、「介護保険知っトク講座」と題して、元市の職員で福祉関係の経験が長い、長谷部・栄東まちづくりセンター長の講演で、介護保険の基礎知識を学びました。
同センター長からは、「地域包括支援センターは、介護保険で運営している札幌市の事業であり、介護保険を含めて積極的に活用してほしい」、「要介護認定時の訪問調査には家族を同席するなど普段の生活がありのままに伝わるように」、「ケアプランの仕組みや事例に即した介護サービスの自己負担額の出し方」、「介護保険でできることできないこと」、「デイサービスとデイケアの違い」、「介護関係の主な施設や大まかな費用」などが解説されました。
会場からも活発な質問があり、介護保険の知識に対する潜在的なニーズの高さがうかがえました。この講座で令和6年度の事業は終了しましたが、福まちでは、令和7年度も、地区全体に様々な支えあいが広がるよう活動をしていくとしています。