明るい超高齢社会に向け、”通いの場”意見交換会

栄東
2025.02.28


 栄東地区の人口は34,843人ですが、65歳以上高齢者は9,237人を数え、実に高齢化率が26.4%の超高齢社会になっています。このうち5,223人は75歳以上で、介護や医療が必要になりがちな世代です(以上、令和7年1月1日住民基本台帳人口)。健康寿命をいかに伸ばし、健やかな地域生活をおくっていただくかが、地区にとって大きな課題であり、フレイル予防に最も効果的な社会参加の場として、”通いの場”を増やしていくことが求められています。

 こうした課題に対して、2月28日、介護予防センター栄・丘珠や東区第3地域包括支援センター、東区保健福祉課保健支援係、東区社会福祉協議会と新道栄町内会が連携して、栄南中学校を会場して同町内会周辺にどのような”通いの場”をつくり、運営していくかを話し合う意見交換会(地区地域ケア会議)を開催しました。

 真栄くらぶ(東区北34条東15丁目しんえいセコンドビル)の会議室には、町内会役員、民生委員、栄南中学校など関係者18名が集まり、今回、同中学校格技室をお借りして”通いの場”を創設するにあたり、「こんなことができたら、こんなことがしたい」「町内会でこんな知識・特技を持っている方を知っている」「こんな方々に来てもらいたい」「このぐらいまで地域の方に周知したい」などを2つのグループに分かれて意見交換を行いました。

 グループからは、「体操だけではなく、モルックや演歌体操、盆踊りもやりたい」「中学生との交流もあったらよい」「町内の方が、身近に歩いて通える場が必要」「学びの場や趣味の手芸、茶話会などもよいのでは」「まず、一人暮らしのコミュニケーションの場に」「友達づくりのきっかけに」「見学会の必要では」「相談窓口を知ってもらう場に」など様々な意見が出されました。また、「幸い同校は、地下鉄新道東駅に近く、栄町から地下鉄でも通えるので来たい方に来てもらおう」などの声も。

 参加者みなさんは、”通いの場”の必要を十二分に認識されており、熱心な話し合いが続き、1時間半余りの意見交換会があっという間に終わりました。今後、4月から月1回のペースで開催する”通いの場”の開設準備が急ピッチで進みます。住み慣れた地域で元気で長く暮らしていける、明るい超高齢社会を描いていくため、新道栄町内会をはじめ、地域のみなさん、関係機関の活動が続きます。

 


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