学習支援に、呑み処。栄ケ丘地域連携創造倶楽部

栄東
2025.01.19


 栄ケ丘会館{東区北36条東21丁目)では、毎月1回チャレンジングな取り組みが開催されています。「学習支援・子ども食堂」と「呑み処」という2つの活動で、栄ケ丘地域連携創造倶楽部が実施するものです。 

 学習支援・子ども食堂は、2021年、栄町東子ども会の主催で始まりました。地域の子どもたちを対象に、栄ケ丘会館を会場に勉強などの分からないことを地域の方や高校生ボランティアなどのサポーターから学べる学習支援で、軽食も提供して異年齢の子どもたちが、家族的な雰囲気の中で学びながら一緒に食事をするというものです。やがて、同会館に集う方々が、地域横断的に参加する栄ケ丘地域連携創造倶楽部が運営の中心になり、勉強の穴埋めをサポートし、勉強をする時間と場所を提供するとともに、今地域で失われつつある異年齢交流を再現し、家でも学校でもない居場所として、また、地域住民およびフードバンクなどと連携することで、参加した子ども達に食事の支援を実施しています。

 呑み処「栄ケ丘」は、近隣住民が、自由に集まって「年齢」、「職歴」に関係なく、お酒を飲みながら、楽しくコミュニケーションを図る「地域居酒屋」という新たな試みです。子どもから高齢者までどんな方でもご参加でき、ほっと一息つける地域居酒屋です。

 2つの取り組みは、同じ会館に集う子ども会、町内会、地域の方々、そして、社会貢献活動を行う企業や団体を巻き込んで、健やかに子どもたちを育成し、異世代、多世代の新たなコミュニケーションの場、居場所となっています。

 地域の担い手不足や役員の高齢化が地域活動を衰退させる要因になっています。これまで町内会などが単独で実施してきた活動を、多くの団体・人々を地域横断的に巻き込んでネットワークを創り、新しい取り組みにも果敢に挑戦する「栄ケ丘地域連携創造倶楽部」の事例は、注目すべきリーディングケースと言えましょう。

 なお、2024年度の活動は、栄ケ丘地域連携創造倶楽部・2024年度活動報告をご覧ください。活動の様子を動画でもご覧いただけます。この活動は、すべて地域や企業の方々からのご寄付、ご支援、補助金等の支援により実施されており、賛同いただける方々の寄付などを募っています。


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