11月29日、栄町小学校で令和6年度第2回スクールゾーン実行委員会が開催されました。
委員会では、学校側から、学校前の横断歩道に試験的に設置したハンプ実験(道路一部を隆起させ、通過する車両に上下の振動を及ぼすことで運転者に減速を促す構造物)について、9月の短期間の試行ですが通行車両の減速に一定の効果があったこと、また、避難訓練や非行防止のための巡視などのほか、直近では、児童が北38条しらかば公園で女性不審者に押し倒されるなどの被害が発生し、直ちに警察に通報した旨の報告がありました。
スクールガードリーダーからも、23年前に発生した付属池田小での無差別殺傷事件を忘れずに、防犯対策を考えようとのご意見がありました。
このほか、東区の交通安全運動推進委員会や東警察署からは、市内の交通事故の発生状況や自転車乗車時のヘルメット着用の大切さなどのお話があり、町内会の委員からは、積雪時の学校付近での停車が多く、車の走行に支障があること、停車車両で横断時の死角ができる危険性などの指摘がありました。また、積雪時の民家からの雪出しが道路を狭くし、何とかならないかとの意見があり、警察や土木からも具体的な事案があれば通報してほしい、当事者に注意指導したいとの話がありました。
1時間あまりの会議でしたが、学校、PTA、地域、関係機関とも児童の安全確保に真摯に向き合っていらっしゃいました。最後に、校長先生から今年度末で同小管内の交通安全指導員が2名辞められるのでPTAを含めて新たな指導員を推薦してほしいとの依頼もありました。地域の担い手不足は、交通安全の分野でも大きな課題と言えましょう。