10月29日、栄東連合町内会衛生部が主催する衛生施設見学会が開催されました。地区内の単位町内会の衛生・清掃関係の役員などに参加いただき、毎年、実施しているものです。
今回は、久しぶりに白石清掃工場(白石区東米里2170-1)を訪問しました。日の丸会館前に集合した24名は、バスで施設に向かい、清掃工場の職員から説明を聞きながら見学しました。
工場では、まず、集会室において、工場職員から説明を受け、さらには工場の概要を説明するDVDが放映されました。平成14年から稼働し、最大処理能力は3基の焼却炉で1日900トンを処理可能で、通常は、常時2基を稼働させ、一日約500トン前後のごみを処理しているそうです。工場の建設だけで570億円の巨費がかかったということで、強大な施設を目の当たりにごみ処理にいかにお金がかかるかを実感しました。
説明後、ごみ収集車が市内から集めてきたゴミを投入する巨大な「ごみピット」では、貯留されたごみを巨大なごみクレーンで持ち上げ、攪拌したり、焼却炉に運ぶところをガラス越しから見学しました。また、清掃工場の全てが監視・制御されている中央制御室やごみ収集車の投入口、焼却炉内でゴミが燃焼する様子などをモニターを通じても確認しました。
見学後は、日の丸会館に戻り、井野裕一・栄東連合町内会衛生部長から、最近、間違いが目立っている「容器包装プラスチック」と燃えるゴミに出しべき「製品プラスチック」の違いを改めて町内会で周知してほしいとの話があり、昼食を取りながら、各町内のごみ問題に関する情報交換などを行いました。
ごみ問題は、環境問題であると同時に、その処理には莫大な経費が掛かっており、ごみ減量の大切さを再確認する見学会となりました。日ごろからごみステーションの維持管理を行い、ごみ減量やリサイクルに注力している町内会の皆様に改めて感謝申し上げます。
容器包装プラスチックと製品プレスチックの説明資料