6月28日、日の丸会館で栄地区老人クラブ連絡協議会が主催する「新緑・芸能の集い」が3年ぶりに開催されました。同協議会は、栄西地区と栄東地区の老人クラブがつくる連絡協議会ですが、この日、約50名が出席し、新型コロナ前よりは小規模ですが、久しぶりの集い開催に、大正琴や日本舞踊、カラオケなど”3年間の練習成果”を披露して、大いに盛り上がっていました。
失われた3年間、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、老人クラブ活動が縮小を余儀なくされてきました。活動の低迷で会員数も減少に拍車がかかっているようです。一方、居宅で過ごす時間が長くなったことで、日常的な活動量が減ってフレイル(虚弱)が進み、心身や脳の機能が低下してしまうなど、健康への影響が危惧されています。
5月に新型コロナの感染症としての位置づけが変わり、徐々にではありますが、地域でのさまざまな活動が再開されています。高齢者こそ、多様な人との交流や社会に参加していると実感できる環境が重要です。今、老人クラブでも新型コロナ前の日常を取り戻そうという活動が始まっていると言えましょう。