民生委員・児童委員は、身近な地域にあって市民と行政をつなぎ、地域福祉を担う特別職の地方公務員です。栄東地区には、41名の委員が、高齢者の見守りや相談などの一時対応、専門機関への橋渡しなどにあたっています。
毎月最終土曜日(原則)に札幌市東老人福祉センターに集まり、定例会議を開催しています。6月24日には、市の保健師、東区社会福祉協議会、東区第三包括支援センター、介護予防センター栄・丘珠の職員も参加、昨年12月に改選があって新人の民生委員も多いことから、介護保険の基礎的なお話がありました。
委員からは、「小規模多機能居宅介護とは、どんなサービスでどのような人が利用するのか」「安心コールの要件は?」「配食サービスを利用している方は、民生委員の見守り不要か?」などの日ごろの疑問が次々に寄せられていました。
今月からは、まず、民生委員の見守っている一人暮らし高齢者を対象に、かかりつけ医や入院したことのある病院、既往症や薬の情報、緊急連絡先を記載した「緊急連絡カード」を自宅の冷蔵庫にはってもらい、緊急時に救急隊などに情報を提供する事業を始めます。栄東地区には、約1800人の一人ぐらい高齢者がお住まいです。全体への普及は時間がかかりますが、高齢者の安心な暮らしを守ろうという民生委員・児童委員が、まず先鞭をつけて定期的に見守っている約500名を対象に取り組みがはじまります。
民生委員・児童委員の担い手が不足しています
栄東地区の民生委員・児童委員の定数は、44名で現在3名が欠員になっています。栄東地区にお住まいで、民生委員・児童委員の活動をしてみたい方がいらっしゃいましたら、栄東まちづくりセンターにご相談ください(℡711-2203)。民生委員・児童委員の制度については、政府広報もしくは、厚生労働省のページをご参照ください。