地域の伝統行事の一つである盆踊りは、今や衰退の一途をたどっています。こうした傾向に危機感をもった栄東地区の方々が立ち上がり、6月16日に「伝統行事復活プロジェクト実行委員会」を設置しました。
構成メンバーは、地域の各種団体や町内会の有志で、この日、高橋直美・たんぽぽ町内会長を実行委員長に選出し、8月5日(土)・6日(日)の両日、ひのまる公園盆踊りを開催することを決定しました。同公園での地区を挙げての大きな盆踊りは、実に30年ぶりと言われます。
委員会では、出店やプログラム、会場設営や当日運営の方法、ボランティアの募集・集約、保険対応、実施にあたってのスケジュールなどを決定しています。委員からは、単位町内会での盆踊実施の経験を踏まえた子どもたちの安全対策に対する建設的な意見がいくつも出され、7月27日の第2回実行委員会に向けて、出店の中心になる団体ごとに準備を進めることとしています。
盆踊り終了後に配布する子どもたちへのお土産についても、協賛金の支出を真っ先に申し出ていただいたり、当日、6名のお手伝いの役員を派遣することを表明された町内会もありました。地域の宝である子どもたちが元気に育ち、「ふるさと」として愛着が持てる「子どもが健やかに成長できるまち」を目指したいという、地域の熱い思いがきっと「ひのまる公園盆踊り」を大成功に導いてくれることでしょう。