2月21日、日の丸会館で茶話会が開催されました。これは、東区社会福祉協議会の第2層生活支援コーディネーターが中心になって、介護予防センター栄・丘珠も協力し、演歌体操教室に集まった方々など約30名が参加して、教室参加者のアンケート調査結果を踏まえて実験的に開いたものです。アンケートでは、栄東地区で「暮らしの支えあい」を広げていくためにどのようにしたらよいかという問いに、「日頃から声かけや交流の機会を増やす」や「地域の方がどんなことをお手伝いできるかを知らせる」という回答が多く寄せられていました。
冒頭、皆さんが気楽に参加できるようにアイスブレイク的なゲームを行って打ち解けてから、各テーブルやお隣同士で、「あなたはどんなときに、しあわせや満足感、充実感を感じますか?感じると思いますか?」「いつ?どこで?誰と?何を?どんな風に」というテーマで話し合いをしました。参加者のお一人は、「一人で好きな物を好きなだけ食べているときが一番しあわせ。他の人と一緒だと好きな物を食べられるので嫌!」と笑いを誘っていました。
住み慣れた地域で安心して暮らせるようにするためには、地域での支えあいが大切なことです。国は、「地域包括ケアシステム」と難しい言葉で言っていますが、地域の支えあいは昔から日本では当たり前のことです。栄東地区でも着実に高齢者が増加しています。家に閉じこもってばかりでは健康に良くないばかりか、一人で解決できない問題を抱えたとき周囲の方々にも気づいてもらえません。演歌体操や趣味の会、隣近所が気軽にお話しできる場、いわゆる居場所づくりの重要性が増していると言えましょう。
地域包括ケアシステムとは、地域の支えあいを今風にどう進めていくかが課題です。栄東地区まちづくり未来会議では、まちづくりの目標の一つを「高齢者が安心して暮らせるまち」と定め、「居場所づくりや見守りに関する取組を通して、栄東地区の高齢者が安心して暮らせるまちづくりを進めます」としています。今後も自ら居場所づくりを進めるとともに、このような取り組みを支援してまいります。