11月29日、ホテルユキタ(東区北36条東15丁目)で、栄東地区交通安全運動推進委員会の研修会が開催されました。栄東地区では、春、夏、秋、冬の交通安全運動期間中に地下鉄栄町交差点で交通安全の街頭啓発をしていますが、その主要メンバーが集まり、最近の交通事故の動向を学びました。
冒頭、小倉利彦・同委員会会長より、街頭啓発やたまねぎキャンペーンに対する協力への謝辞が述べられ、研修が始まりました。講師は、東区交通安全運動推進委員会の徳永信之介・事務局長で、本年、これまで東区内の交通事故死者数が3人となり、発生件数、傷者数も増えており、憂慮すべき状況にある旨の説明がありました。特に高齢者関連の事故が多発、市内では65歳以上の高齢者が第一当事者(事故で過失が大きい方をいう)の事故が801件でこのうち255件が75歳以上となっているそうです(令和4年9月末現在)。自転車利用者による交通事故も多く、高齢者や小学生被害の事故が複数発生しています。
参加者の皆さんは、これから冬型事故が増える時期、改めて交通安全の啓発の大切に思いを新たにしました。新型コロナ禍にあって、街頭啓発で顔を合わせても、長期間にわたって話し合う場がなく、久しぶりの機会にお話がはずんでいました。栄東地区交通安全運動推進委員会では、栄東地区の安全安心な暮らしを守るため、今後も機会をとらえて、子どもはもとより高齢者まで交通安全の啓発活動を継続していくこととしています。
▲3年ぶりの顔をそろえた参加者の皆さん。顔の見える関係づくりは地域活動には不可欠といえましょう