栄東連合町内会衛生部では、栄東地区の単位町内会の皆さんに参加いただき、毎年、衛生施設(清掃工場、リサイクルセンターなどのごみ関連施設)の見学会を実施しています。この事業も、新型コロナの影響で令和2年度・3年度は中止を余儀なくされていました。しかし、コロナ禍とはいえ、感染防止を徹底しながら何とか事業を実施することとし、7月27日、3年ぶりに見学会を開催しました。
この日、日の丸会館前に集合した町内会などのメンバーは28名です。まず、ごみ問題解決には、資源を回収して環境負荷を低減することが必要なことから、生活協同組合コープさっぽろ・エコセンター(江別市東野幌147-1)を訪ねました。同センターは、コープさっぽろが事業で発生させた資源と、組合員から回収した資源を再利用するための施設です。施設では、担当者から「費用とCO2排出を極力抑えるため、回収資源の運搬は、商品を運んだ帰りのトラックを使っていること」、「紙類は圧縮梱包したり、発泡スチロールやトレイ、容器などは溶かすなどして付加価値を高めて専門業者へ販売すること」、「廃食油は、バイオディーゼル燃料化していること」などの説明を受けました。参加者のお一人は、「異常気象が身近な問題になっています。地球環境に負荷を与えず、次世代の子どもに豊かな地球環境を引き継ぐために、ごみ減量やリサイクルの大切を再認識しました」と語っていました。
▲施設の概要について説明を受けた後、エコセンター内で圧縮された資源等を実際に見学する様子
次に、野幌原始林の一部に連なる北広島市のレクの森に向かい雄大な自然に触れました。途中、建設中の北広島市にあるES CON FIELD HOKKAIDO(通称日ハムボール・パーク)を車窓から眺め、その巨大さに皆さん驚きを隠せない様子でした。
▲ゴミ捨ての課題について解説する井野・衛生部長(左上)と、車窓から眺める建設中のボールパークに感嘆する参加者たち
最後は、昼食場所として恒例のアサヒビール園です。見学した話題や日ごろの町内会活動などの情報交換をしながら、楽しく語らないながら食べ放題のビュッフェを味わっていました。新型コロナで人との交流が途絶えがちです。人と人がつながりは、まちづくり活動にとって不可欠です。栄東連合町内会では、新型コロナの間隙を縫って、今後も各種事業を積極的に実施していくとしています。