実際の災害を想定した避難所運営を学ぶ防災研修会が、栄東連合町内会防火防犯部(中谷暁生部長)の主催で、12月11日に開かれました。会場の日の丸会館に集まったのは、栄東地区の町内会長や防災担当の部長など31名です。
この研修会は、北海道胆振東部地震の教訓をいかし、町内会の参加による円滑な避難所運営を目指すものです。本年度は、新型コロナで中止しましたが、来年度、自ら地区内の学校を借りて、避難所を開設し、学校の教室配置や設備にあった避難スペースや救護室、感染症室など設置など新型コロナにも対応しながら、住民を受け入れる実践的な避難所運営訓練を目指しています。
この日は、中谷部長から想定する訓練要領を説明し、現在作成中の運営マニュアルの内容を学びました。また、住民の避難してくる時間は一定ではなく、人数も2人家族もいれば5人家族もいる状態で、どのように迅速に避難スペースを割り振るかなどの意見交換も行いました。こうした方法論は市のマニュアルにはありません。事前に開設方法などを熟知し、方法を確立しておく必要があるものです。参加の皆さんは真剣に受け止めながら活発に質問・意見を出していました。
研修は、1時間半と短時間でしたが、密度の濃い内容で、こうした取り組みの積み重ねで、いざっというときの備えを万全に、栄東地区の安全安心な暮らしが守られていくと言えましょう。