早朝のひのまる公園。三々五々に人々が集まる。ひのまる公園・ラジオ体操会の毎朝の風景だ。
誰かが音頭をとって集めているわけではない。この日(4月20日)集まった方々は、約80数名。公園の中心にあるラジオを囲み、黙々とラジオ放送に合わせて体操をする。終わればまた三々五々、家路につく。こうした活動が、今年で50周年を迎える。地道な健康づくりの活動が何と半世紀も続いているのだ。
今年、7月26日には50周年記念行事が予定されている。同会の有志のメンバーは、これを機に地域にラジオ体操の輪を広げようと企画や準備に余念がない。この50周年は決してゴールではない。ラジオ体操会一世紀への折り返しにすぎない。静かな取り組みはこれからも続く。
栄東地区の超高齢化は着実に進む。早朝の約10分にしかすぎない。されど50年続く毎朝10分の効果は大きい。ひのまる公園・ラジオ体操会は、地域住民の健康寿命延伸にこれからも大きな役割を果たしてくれることだろう。