ZOOM体験を取り入れた模擬防災会議(防災訓練)が栄東地区で開催されました。主催は、栄東地区子ども未来会議(代表:菊地裕嗣・栄東連合町内会長)で、これは、今年度策定した「栄東地区まちづくりビジョン」の3本柱の一つ「安全安心に暮らせるまち」の実現に向けた取り組みのひとつです。
11月7日、日の丸会館の会場に集まったメンバーは、栄東連合町内会の役員や4つの分区の代表者など33名で、オンライン会議システムのZOOMは初めての方が多く、使い方の簡単な研修ののち、5つの部屋に分かれて模擬防災会議を実施しました。想定は、集中豪雨によって栄東地区に洪水の危険があり、町内会役員などが集まって被害の状況の情報共有や避難所開設の支援を協議するというものです。
前段で栄東地区でも、豊平川が決壊した場合の洪水やゲリラ豪雨などによって道路に水が溢れる内水氾濫の危険性があるとの講義の後ということもあって、皆さん真剣な表情でオンライン上のやりとりを体験していました。最後は、北海道胆振東部地震のブラックアウト時に地区内で広報手段がなかったという反省から導入した広報車が披露され、研修を終えました。
新型コロナ禍では、三密を避けるために会合ができず、町内会活動に支障がでるというジレンマを抱えています。参加者の一人は、「なかなかZOOMはハードルが高いですが、時間はかかっても広げていく必要性を感じました」と話されていました。
同未来会議では、地区内の町内会等で希望があれば、ZOOM研修・体験会を継続して実施する予定です。
(上の写真は、5つの部屋に分かれてオンライン会議を体験する様子。下の写真は講義風景や披露された広報車)