2018年9月の北海道胆振東部地震は、東15丁目屯田通が大きく陥没するなど栄東地区にとって衝撃的な出来事でした。地域に暮らす人々にとって「安全安心に暮らせるまち」は何よりも大切なことです。
第1回目のワークショップは、9月18日に開催し、地域における防災対応のあり方、防犯、交通安全などの現状と課題、今後の対応などを取り上げています。
1 現状と課題
防災面で大災害の危険性は栄東地区にもあり、胆振東部地震の経験から「情報共有や伝達方法が確立されていない」、「地域団体もどう行動してよいか戸惑いがあった」、「地域の避難所運営支援の不明確」などの課題がありました。
また、犯罪面では「子どもや女性の脅威となる不審者の出没」、「空き巣などの窃盗事件の発生」、交通安全では「通り抜け車両からの安全確保」「自転車の安全走行」などが提示されました。
2 主な取り組み方向
(1) 防災
- 災害・不審者情報の収集・共有・連絡・広報体制整備
- 地域の防災対策の情報共有・防災備品の充実
- 災害時の迅速・効果的な安否確認
- 災害に即応できる実践的防災訓練
- まちづくりセンターの地区防災拠点化
- 地域の避難所運営マニュアル整備
- 地域でできる災害弱者への対応
(2) 防犯
- まもろーる隊再構築(無理のない効果的パトロール)
- 学校と地域の連携強化(個人や地域企業を含む)
(3) 交通安全
- 危険場所の見える化と効果的な見守り
- 体験型学習などの普及