栄東連合町内会の第四分区(分区長:五十嵐力栄町町内会長。5町内会で構成)は、「防災の日」に当たる9月1日、道営栄町団地の広場と集会所で防災訓練を実施しました。
訓練は午前10時半、5つの町内会と東消防団栄分団の合計85名が参加し、分区長の「訓練の積み重ねが地域の安全安心を守ります」との挨拶から始まりました。
参加者は2組に分かれ、広場では防災資器材や消火栓の使い方を、団地の集会室ではAEDや心臓マッサージの訓練を行いました。東消防署栄出張所の消防署員から「大災害のときは、消防車の到着に時間がかかり、地域の皆様に対応していただけなければならないことがあります。防災資機材にはそれぞれ使い方があり、しっかり学んで一人ひとりが対応できるように身に着けていただきたい」との話があり、参加者の皆さんは真剣な表情で聞き入っていました。
今回は、災害で消防車が来られない場合に備えて緊急時の消火栓の開け方も学びました。消防署員の開け方の実践を見ながら、参加者のお一人は「使わないで済めばよいですが、私たちも消火栓を使えると知って安心しました」と大きく頷いていました。
防災訓練は、毎年同じことを繰り返しているようですが、「継続は力なり」です。災害時の対応を繰り返し学び自然に身に着け、昨年9月の北海道胆振東部地震のような災害時に無理なく、迅速に行動できるようにしていきたいものです。こうした第四分区の皆さんの取り組みは、確実に地域の大きな防災力として結実してくれることでしょう。