栄町中学校区青少年健全育成推進会の令和元年度総会が6月24日に同校の会議室で開催されました。
この会は、中学校区の児童生徒の健全育成を目的にして、学校と住民による健全育成対策の話し合いや環境浄化対策の推進、非行防止のための巡視と指導、関係機関との連携などを進めています。総会では、平成30年度の事業や決算の報告がなされ、令和元年度の事業計画、収支予算を審議し、原案どおり承認されています。
総会の冒頭では、札幌方面東警察署生活安全課の森野少年係長を講師に講演があり、最近の非行や不良行為などの傾向についてのお話や不審者などの情報提供がありました。
同講師からは、最近の非行について「減少傾向にありますが、反面、低年齢化や粗暴犯の増加も」、また、非行の契機に、「インターネットの影響が大きく、目に見えない、地域でも気づかない、そして、まじめで成績が良い子が、非行に陥るケースも見られ、こうした潜在化する子どもたちをどう救っていくのか、大人もネットの負の部分を理解し、見守っていくことが必要です」などのお話がありました。参加者の皆さんは、一様に危機感をもって真剣に聞き入っていました。
このほか、学校側から見た子どもの状況報告や町内会、主任児童委員、関係機関のそれぞれ立場からの意見や情報提供があり、「地域の子どもは地域で守り育てよう」という参加者の気概が感じられる有意義な意見交換がなされていました。